2011年8月3日水曜日

昨日の続き

覚えてました!だから、続きを書きたいと思います。

リーダーシップ論は、ビジネス現場でなくとも様々なところで語り尽くされていると思います。でも、正直なところ、絶対的な答えなんかなくって人それぞれだと思います。

もっと言えば、リーダーシップとか狭い範囲ではなく、ありとあらゆる場面で、結局は人間力なんだと思います。だから、人それぞれなんです。

たとえばということで、小川監督に焦点をあてると、彼はすべてを自分の責任と捉えます。そして、自制心が並はずれています。

つまり、どういうことかというと、彼は選手が失敗したときは「使った自分の責任。あの場面でなぜそうしなければいけなかったのかというのを理解させることができていなかった」という趣旨のことをよく言います。そして、少なくとも周りが見えるところでは決して負の感情を表に出さないのです。これが徹底されています。

監督が常にそういうスタンスでいることで選手は自分の持っている力の100%近い仕事ができるのです。

ただ、これは一方で、選手がかなりの自立心を持っていなければ成立しません。つまり、逆に言えば「(単に)失敗しても責められない」ということは甘えを醸造することにもなり得るからです。

ここで、彼が上手だなと思うのが、選手ひとりひとりに自分の役割を理解させているのです。それは主力選手だけではなく、控え選手や、もっと言えば2軍の選手にまでです。しかも、全ての選手にプラス思考で理解させている気がします。

プロ野球選手はエリートの集団ですから、自我が強い人達が多いと思います。誰もがエースになりたいし、4番になりたい。そういう人たちの集まりだと思います。だから、すべての人にプラス思考で自分の役割を理解させるのは至難の業だと思いますが、それをやっているように見えます。

小川監督はそういうところがすごいです。

では、これは誰もができることでしょうか?おそらくできませんし、真似する必要もないでしょう。リーダーシップって発揮の仕方はいろいろあると思うんです。感情をあらわにすることも間違っているとは思いません。

だから最終的には人間力なんだと思うんです。

やっぱり、何をするにしても、自分がどういう人間か?ということを確実に知っていなければいけませんね。

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