2012年8月18日土曜日

お盆

地元に帰省してきました。

昨年の今頃「今夜が(生死の)ヤマです」と医師から言われた祖父が一時退院するとのことで、毎年恒例である祖父の家で祖先を迎え、送り出すことができました。

父は「今年が(祖父の)初盆になると思ってたら」と毒舌を吐いていましたが、自分より元気そうな祖父の姿を見て、安心しているようでした。物事を素直に受け入れない性格は父譲りのようです…。失笑

祖父は車椅子に乗っているものの、多少の移動であれば歩くことができるぐらいまでに回復していました。一時期寝たきりとなってしまったのが嘘のようでした。

病院での様子を聞いてみると、看護師に止められるぐらい歩いているようです。看護師は勝手に歩いて転ばれると困るので「リハビリの先生のメニューに従ってリハビリしましょうね」と止めているらしいのですが、動いていないと気がすまない祖父らしい行動です。

祖父は90なんですが、最近「95まではゲートボールするつもりやったけど、失敗したな」と言っているそうです。でも、意外と1年後ぐらいにはまたゲートボールをやっているんじゃないか?と思っています。

この生命力はすごいですね。負けないように生きなきゃいけないなと思いました。

祖先に感謝しつつ、今年は良いお盆になりました。

2012年8月12日日曜日

気になるニュース

父の病気のニュースかな?と思うニュースがありました。「ある病気の原因遺伝子を発見」というものでした。

でも、よくよく見ると違いますね、おそらく。

今回のニュースの病気は、症状の出方として似ている病気であるのは間違いないですが、そういう似た病気はたくさんあるんですよね。

しかも、症状が似ているだけで原因が同じかどうかはわからないんです。ちなみに、10年以上前ぐらいに似た病気で原因がわかったものがあるのですが、父の病気は「それと同じ原因ではないということはわかった」という禅問答のような感じなんです。失笑

だから今回もそのパターンなのかな、きっと。

いずれにせよ、未だに反応してしまうんだなぁとびっくりしている自分がいます。

僕が小学校のときに発症して以来、もう30年余り経っています。

主治医からは「生きている間に原因が判明するかはわかりません。厳しい言い方をすると、生きている間は治すことは不可能だと思ってください」と言われ続けてきたので、僕も田舎の長男としては「そういう父を一生見ていかなければいけないんだな」とあきらめというか覚悟みたいなものが出来ているんですよね。

30年ぐらいあきらめてきたことであっても、こういう「ひょっとして?」という記事があると反応してしまうんですよね。すごく客観的に不思議だなと思ってしまいました。