2012年5月30日水曜日

気持ちの持ち方

我がヤクルトスワローズがついに10連敗です。。。

試合を見ているとまずひとつひとつのプレイが焦りにあふれています。それに、あきらめが早いです。どちらかというと若いチームですので、気持ちに左右されるのはすごくわかります。ま、でもおそらくですがひとつきっかけができれば、また強くなって浮上してくるでしょう。

同じ野球の話しをあと2つ続けますが、まずは今日メジャーにあがった松井選手。いきなり2ランホームランを打ちました。チームは敗北したので、本人的には微妙なのかもしれません。でも、やっぱりすごいですね。

何がすごいって、4月下旬あたりまで所属が決まっていなかったのに、そこまでモチベーションを維持していたことです。通常は去年の段階で所属先は決まっていて、シーズンに入っていくものです。それがずっと決まらず、ついにはシーズンも始まってしまったのに、それでもあきらめずオファーを待ちながら、プレイする気持ちを持ち続けたのです。その結果が今日のホームランなのではないでしょうか。

メジャーの中でも松井選手の人格者ぶりは有名です。プレイで結果を残せなかったとしても、野球に対する彼の真摯な姿勢や周囲の人に対する気遣いなど、チームとして絶対に必要な存在だと言っている人がたくさんいます。ヤンキースのあのジータなども松井には尊敬の念を抱いています。そういうところも素晴らしいのですが、やはり何と言っても「絶対にプレイするんだ」という意気込みとそれを継続する力が常人では難しいと思います。

つぎに、ブリューワーズの青木選手。直近10試合で6試合に先発しています。だいぶ使ってもらえるようになりました。開幕当初は代打でしか使ってもらえず、先発は10試合に1試合あるかないかぐらいだったのですが、ここにきてやっと使ってもらえるようになりました。

これもすごいです。外野の他の選手がすべていい成績を残しているのであれば、代打で使われ続けるのもしかたないのですが、青木選手とポジションを争っていた選手は.210~.230あたりの打率しかありませんでしたし、それに比べて青木選手は.230~.310ぐらいでした。自分より打率の低い選手が毎日先発で使われているのです。

納得がいかないことも多々あったとは思いますが、それでも代打で与えられた1打席1打席を大事にしながら、結果今はほぼ半分以上の試合に先発として使ってもらえるようになったのです。それでもまだ半々ぐらいの使われ方ですので、個人的にはもっと青木選手を使った方がいいのになと思っていますが。

この2人に共通して言えるのが、いつでも常に準備をしていたということです。普通は、少し不遇になってしまうと、どんどんやさぐれてしまって、益々ダメになっていくものですが、この2人はどちらもやさぐれることなく、常にいつでも試合に出られるように準備をしていたんです。

あたりまえのことのようですが、これってすごい難しいですよね。少なくとも僕自身はそれをやる自信はそんなにありません。。。でも、こういう人たちを見ていると頑張んなきゃなって思えます。やさぐれちゃダメなんだって。

お二人の益々のご活躍を祈りたいと思います。みんなに勇気を与えてくれるためにも。