2011年3月19日土曜日

これだから・・・

自民党、入閣を拒否したらしいですね。「責任だけとらされる」と。。。

情けない。

ここ数回書いてきましたが、日本の政治はこれだからダメなんです。なぜこの状態で逃げることができるんでしょうか?国民に失礼だと思わないんでしょうか?国民の生命・財産より自分たちの党利・党略の方が大事なんでしょうか?

浜口雄幸元首相みたいな政治家は素敵です。暴漢に襲われたときに「男子の本懐だ」という言葉を残した人です。

「国民との約束を総理たる者が破ったら、国民は一体何を信用して生きていけばいいのか」といって、自身の身体が危険な状態であるにもかかわらず、国会に立ちました。そして、数か月後に亡くなりました。

恥ずかしい話し、不勉強で彼が何をやったのか知りません。だけど、この話しだけで彼には私利私欲はなく、信念があり、約束は守らなければいけないという基本が重要だと考えていたことがわかります。

これは政治家の基本ではないですか?今の政治家はあまりに酷すぎます。もちろん、そういう政治家をのさばらせた我々国民にも責任はあります。

今回の件でわかった気がします。我々国民が政治家を選ぶとき、少なくとも僕が政治家を選ぶとき、たとえば今回みたいな緊急事態のときに「この人がそう言うんであれば信じよう。ついていこう」と思うことができるかどうかを基準にすることにします。

こんなときだからこそ、何かを学ばなければいけない。そう思います。

2011年3月17日木曜日

縮図2

先日のブログの続きです。

統括する立場の方々は現場の努力を無にするどころか、マイナスにしています。

今回の東電の件でいえば、従業員は自分たちの持ち場で命をかけて頑張ってます。「自分たちしかいないんだ。自分たちが日本を守るんだ」と。でも、それを統括する立場の方々はどのような発表をすれば自分たちの否にならないかばかりを考え、都合のいいデータだけを発表したりします。

そもそも信念があるかどうかなんだと思います。上の例でいえば、持ち場で頑張る従業員の方が確実に信念をもっています。

今、統括する立場にいる方々もその立場に就く前は信念を持っていたのだと思います。これが無くなっていく方が多いのだと思います。それは組織の在り方の問題です。そういう信念をもっている人は得てして扱いにくいです。逆に信念に目をつぶれる方は扱いやすいです。統括する立場からすれば扱いやすい人がいいに決まっています。そうやって、組織が象られていくのです。

これが今の日本、そして企業などの組織がかかっている病いだと思います。

考えてみてください。日本は海外の方から、一般人のレベルでは「さすが先進国」と言われますが、外交の場では完全に下に見られています。これが今の日本を物語っているのだと思います。

何が大事なんでしょうか。原点に戻る必要があるのではないかと僕は思います。

2011年3月14日月曜日

縮図

今回の惨事の対応が今の日本を物語っている気がします。

すなわち、「強き者が笑い、弱き者が泣く」ということです。腹立たしいです。

被災した現場では一人ひとりが助け合って、一所懸命生きようとしています。でも、一方で被災者のサポートを統括する立場の人たちはどうでしょうか。こんな状況であるにもかかわらず、自分の利を優先させていませんか?

被災者の方々は物理的なものも当然欲しています。でも、それと同じぐらい正確な情報を欲しているのだと思います。その情報をタイムリーに出しているのでしょうか?誠実にそのままの情報を出しているのでしょうか?

統括する立場にいる方たちは、パニックになってしまうとか、そういう言い訳をします。僕は統括する立場にいる人が特別に賢いとも思っていません。それと同様に、一般の方もそんなに愚かではないと思います。もっと人を信じてもいいのではないでしょうか?

また、計画停電の話しもそうです。行き当たりばったりの対応で大変な目に遭うのは結局一般の方です。誰もが協力したいと思っているわけです。だから、それぞれができる範囲で電気を使わないようにしたりしてます。なのに、具体的にどのくらい供給が困難なのか詳細な説明もなく、強制的に実施するわけです。僕ら元気な人間はいいですが、医療の現場とかは大変だと思います。

マスコミももっと相互に協力していいと思います。それぞれの局が思い思いに報道しないで、局別に報道する被災地や原発問題を決めて報道すればよいと思います。そして、避難している人たちの顔をそれぞれ写して、安否確認や水などの供給場所を伝えるサポートをするべきです。局によって地域が決まっていれば、避難者はその局だけを見ていればいいわけです。そんな全体を俯瞰して考えることも必要なのではないでしょうか。

今回の件は、それぞれが自己満足のために動いている気がしてなりません。

日本はもっとすごい国だと思います。現場の意見を取り入れて、より多くの人を助けるために、もっと効率的なことができると思います。まだまだあきらめてはいけません。これからだと思います。

僕程度の人間では何にもできません(食料も不足しているのでボランティアも控えて欲しいそうです)が、日本の底力をみたいと思います。