2011年8月27日土曜日

夏帰省 series4

じいさんの家の下を流れている川に行ってきました。








子供のころは、夏になるとこの川に行って朝から夕方まで遊んでいました。

とにかく楽しかったです。何もないんですが全てがあるっていう場所でした。まずは写真の右側に写っているいる岩から飛び込みます。

高さは3~4mくらいと、そんなに高くないと思うんですが、足から飛び込むのも最初は勇気が必要だった気がします。そのうち、小学生の高学年ぐらいになると頭から飛び込むことができるようになり、それが爽快なんです。何度も何度も飛び込みました。1日30回ぐらいは飛び込んでいたんじゃないでしょうか。

次に、この場所のちょっと下流に行くと、自然にできた滑り台みたいなところがありました。また、そこが面白い。ちっちゃなウォータースライダーみたいな感じで、小学生にはちょうどいいんです。

こうやって遊んでいると、当然のことながら唇が紫色になってきます。そうすると、岩の上に仰向けになり日向ぼっこをします。

あとは、サワガニをいっぱい取って帰って、ばあさんに渡すと、ばあさんが油で炒めてくれます。それに塩をふりかけて食べると、すごくうまいんです。

小学生のときの夏休みの過ごし方はそんな感じでしたね。今思うと、最高の過ごし方ですね。

この場所は30年ぐらい前からダム建設の話しが出ています。結構、実現に近づいているという話しも聞いていますが、こんな過ごし方ができる場所を今後も守っていきたいですね。

そういう社会になっていってくれればと思います。政治家のみなさん、よろしくお願いしますね。

夏帰省 series3

今年のお盆は雨三昧でした。

いつもはお墓に行き、提灯をさげ、お盆で帰ってきた子供たちが花火をしているのですが、今年はありませんでした。僕が知る限りでは、お盆にお墓に集まらないのは初めてです。若干、不完全燃焼でした。

しかし、その後の恒例の集まりはありました。じいさんの家に親戚が集まって酒を飲むという集まりです。今年は20人くらい集まったでしょうか。ここ最近では多い方です。

この日だけは皆、夜遅くまで話しをしているのですが、外からきた人(いとこの旦那とか)は大変だと思います。話しは纏まらないし。。。

あちこちで別の話しをしているだけであれば、まだ楽なんですが、別の話しかと思っていたら急に話しが一本化され、次の瞬間にはまた別の話しに。その連続で、しかも言葉が僕でも8割程度しかわからないぐらいなんで。。。

今年は新婚の従兄弟の話しで盛り上がり。また運が悪いことに、その従兄弟の嫁が僕の元嫁に雰囲気が似てるらしくて、名前も一字違いなんです。

わざとかと思うぐらいに皆、元嫁の名前を言い、その度に僕が「それって、まみさんだよね?」と突っ込んでました。先行き不安ですよね。僕が再婚とかしたらどうなるんだろ。。。そんな感じで1年に1回の行事を済ませてきました。

とはいえ、安心しましたね。何にも変わらない世界がここにはあるんだって。

2011年8月25日木曜日

夏帰省 series2

今回の帰省のメインテーマであるじいさんの話しです。

僕にとって、じいさんはいつも物静かで、人に頼らずコツコツと頑張ってる人というイメージです。僕が小さい頃から孫にベタベタとするふうではなく、どちらかというとドライな付き合い方をしてくる人です。

僕も田舎ではドライな感じの方なので、気持ちはすごくわかるし、あんまり話しをしたりすることはないけど、なんとなくつながってるなという思いはありました。ただ、本当に話しはしてなかったです。1度会いにいくと1~2回程度軽く言葉を交わすだけ、しかも会話にはなり得ないような、そんな感じでした。

だから、今回じいさんが僕に会いたいと言っていると聞いて、すごく意外な感じでした。もっと言えば、親父の嘘か誘導尋問だと思っていました。

長崎に帰って真っ先に、と言っても午後6時すぎくらいでしたが、じいさんの病院に行きました。すごく喜んでくれました。「今まで話しかけても目も開けなかったのに」と、僕より先にお見舞いに来ていた親は言ってました。ま、それでもまだ親父の嘘か誘導尋問だと思っていました。

帰省してたくさんの親せきに会いました。いろんな人から「じいさんには会ったか?じいさんがお前に会いたがっていた」と言われました。「お見舞いに行ったら『(僕が)帰ってくるって聞いてるけど、まだ来ないんだよ』って言ってた」と。

すごく意外で戸惑ってしまいましたが、長崎にいる間はできるだけお見舞いに行こうと思っていたので、何度かじいさんの病院に通いました。でも、相変わらず、お互いしゃべりは不得手なので、ほとんど会話もなく。。。

こちらに戻ってくるときに、最後にじいさんのお見舞いに行きました。「6回。6回来てくれた。もうよかったとけ。頑張れよ」とじいさんは言ってくれました。僕は最初何も言えず、ただ「正月まで頑張って。また帰ってくるけん」とだけ答えました。

じいさんに何にも返せてないなぁ。結婚したけど、離婚してしまってひ孫も見せられなかったしな。。。

まだまだ頑張ってくれることを祈りつつ、僕は僕がやれることをやるしかないなと思います。未だに僕のことを信じてくれてるんだし。

2011年8月24日水曜日

夏帰省 series1

今日からシリーズ開始です。まずは第1弾。

久々に中高時代の友人と会いました。高校卒業以来だから18年ぶりぐらいです。彼は医者になって、結婚してました。でも、姿や行動はほぼ変わっていませんでした。アグレッシブで子供っぽい、ガキ大将のような感じです。

一緒に飲んでいた他の友人に最近の彼のことを聞くと、「酒癖が悪くキャバクラ好き」って言ってました。ちょっとウケる。しかもイメージどおりだし。笑

でも、そんな彼も僕にはだいぶ気を使っているようでした。

というのも、彼とは中学の時はすごく仲良く、寝ているとき以外はほとんど四六時中一緒にいたのですが、あまりに仲良すぎて周りから「ホモ疑惑」が出てしまい、彼の方から僕を避けるようになって高校3年間まともに話しをしなかったという経緯があったからです。

高校3年の時に彼から不器用ながらも和解の申し出があったので、僕は何の思いもなかったのですが、彼は避けるようになったときに僕の悪口を言いふらしていたこともあり、何かしら申し訳ない思いがまだあるようでした。

それにしても、未だに本当に不器用な男だなぁと思いました。すごい恥ずかしがった様子で話しをするんですよ。僕が目を見て話すと、すぐに目を逸らしながら虚勢を張ったように話しを続ける。なんか説明しにくいですが、そんな感じです。

ま、でも久々に会って懐かしかったですし、今後は普通に会うことができるかなと思います。何度か会ってると、そのうち昔の感じを思い出すでしょ、きっと。

点で見た場合すごく濃く仲良くした奴なので、また今後楽しく付き合えたらなと思います。20年ぐらいブランクはありますが。

2011年8月23日火曜日

不思議な力

東京に帰ってきました。

10日間ぐらい離れていたので、まだ落ち着かないですね。笑

さて、会社で働いているときに、「帰省すると元気になって戻ってくるね」と何回か言われたことがあるんですが、休みだから元気になるよねと思っていました。でも、違うような気がしてきました。

というのも、今回は帰省前後でストレスがかかる状況にはいなかったにもかかわらず、東京に帰ってきたときに元気な自分がいたからです。

地元っていうのは、もちろんあるのですが、九州には不思議な力を感じますね。

理由を考えてみたんですが、時間の強迫観念が薄い気がします。つまり、九州だと電車とか公共機関を使うというより、車社会なんですよ。だから、時間を分単位で気にすることはないんです。何分の電車に乗らなきゃということは考えることもなく、「そろそろ、いい時間だから帰ろうか」とかっていう感じで十分なんです。

これって、意外に大きい気がするんです。1日を過ごす中で、大まかなイベントだけを考えておけばよくって、基本的には移動手段の都合(時刻表)にあわせて行動しなくてもいいんですから。管理されてる気がしなくって、自分で動いているって感覚なんです。

待ち合わせとかも基本的には大雑把です。飲み会のときは現地集合なんで、早い人はもう飲んでるし。もし早く行けるようであれば誰かの家に適当に集まって、そこで団らんしながら時間がきたら「そろそろ行こうか」となる。ひょっとすると僕の周りだけかもしれませんが。

車社会だから駅前とかスポットで待ち合わせする必要もないし、電話で連絡をとりながら「じゃ、その道まっすぐ歩きよって」みたいな感じで。笑

そういう小さなところでも心を解放してもらっている気がします。ま、田舎の良さなんですかね。感謝ですね。そういう場所があるってことに。

ということで、今回帰っていろいろと考えることもありました。全部書こうと思うと長くなってしまうので、シリーズ化してポツポツとこのブログに書いていこうと思います。