2011年7月24日日曜日

突然の連絡

休職している会社で監査役をやっていた方より連絡をいただきました。

期間満了により退任されるというのを聞いて、以前その方に手紙を送っていたのですが、こちらの連絡先とかは教えていなかったので少しびっくりしました。

で、その後に本が送ってきました。中には本しか入っておらず、どのような意図で送っていただいたのかはわかりませんが、タイトルが面白かったです。

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』です。

ひとまず読破しました。書かれていることは、当然のことの羅列のような気がしました。

「豊かな社会ではお金よりも評判の方がずっと魅力的」と書いてありましたが、感覚的に思っていたことを論理的に説明していたので、やっぱり間違ってないんだなと思いました。

私が経験してきた会社には、評価をお金だけでする人がたくさんいました。でも、私はそのたびにむなしさを感じていましたし、逆に批判すらしていました。

社内規程の改訂内容を説明した文章を広報したときに社員の1人から「こういう広報ありがたいです」という感じのメールをいただきました。私は素直に嬉しかったですし、自分がやっていることに対するモチベーションもあがったので、そのとき上司に「私が本当にやりたいことはこういうことなんです。昇進とか昇給とかではないんです」と言ったことを思い出しました。

こういう感覚って、おそらく私だけではないはずなんですよね。

今の豊かな社会では、いつになるかはわかりませんがそのうちお金に困ることがないようになることは頭のどこかでわかっているんです。だから、自らのモチベーションをあげるのは周囲からの賛辞だったりするわけです。もちろん、「裏の無い」賛辞です。早くそういうことに気がついて欲しいなと思います。

でも、一方では時代の差なのかなとも思います。バブルを経験した世代、そうでない世代、そしてそれ以降の世代との。

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