2011年8月25日木曜日

夏帰省 series2

今回の帰省のメインテーマであるじいさんの話しです。

僕にとって、じいさんはいつも物静かで、人に頼らずコツコツと頑張ってる人というイメージです。僕が小さい頃から孫にベタベタとするふうではなく、どちらかというとドライな付き合い方をしてくる人です。

僕も田舎ではドライな感じの方なので、気持ちはすごくわかるし、あんまり話しをしたりすることはないけど、なんとなくつながってるなという思いはありました。ただ、本当に話しはしてなかったです。1度会いにいくと1~2回程度軽く言葉を交わすだけ、しかも会話にはなり得ないような、そんな感じでした。

だから、今回じいさんが僕に会いたいと言っていると聞いて、すごく意外な感じでした。もっと言えば、親父の嘘か誘導尋問だと思っていました。

長崎に帰って真っ先に、と言っても午後6時すぎくらいでしたが、じいさんの病院に行きました。すごく喜んでくれました。「今まで話しかけても目も開けなかったのに」と、僕より先にお見舞いに来ていた親は言ってました。ま、それでもまだ親父の嘘か誘導尋問だと思っていました。

帰省してたくさんの親せきに会いました。いろんな人から「じいさんには会ったか?じいさんがお前に会いたがっていた」と言われました。「お見舞いに行ったら『(僕が)帰ってくるって聞いてるけど、まだ来ないんだよ』って言ってた」と。

すごく意外で戸惑ってしまいましたが、長崎にいる間はできるだけお見舞いに行こうと思っていたので、何度かじいさんの病院に通いました。でも、相変わらず、お互いしゃべりは不得手なので、ほとんど会話もなく。。。

こちらに戻ってくるときに、最後にじいさんのお見舞いに行きました。「6回。6回来てくれた。もうよかったとけ。頑張れよ」とじいさんは言ってくれました。僕は最初何も言えず、ただ「正月まで頑張って。また帰ってくるけん」とだけ答えました。

じいさんに何にも返せてないなぁ。結婚したけど、離婚してしまってひ孫も見せられなかったしな。。。

まだまだ頑張ってくれることを祈りつつ、僕は僕がやれることをやるしかないなと思います。未だに僕のことを信じてくれてるんだし。

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