2011年5月26日木曜日

正しく導く

最近、原発問題で過去の情報がちょっとずつ出てきています。

そのたびに、政治家や政府高官は「国民の混乱を避けるためタイムリーには出さなかった」と唱えています。

正直、「バカにしてるわけ?」って思っていました。まぁ、バカにしているんでしょうけど。苦笑

これって、別に国だけではなく会社でもそうです。上層部などは正しい情報を隠すわけです。正確に言うと、都合の悪い情報や、たとえ正しい情報だとしてもその前提条件でマイナスがあった場合、それを隠すわけです。

いつも思うのですが、これってどうなんでしょう?国でいうと国民であり、会社でいうと従業員ということになりますが、我々は上層部の方々が思っているほどバカではありません。

ひょっとすると、全員が教育を受けているわけではなかった昔の世の中では、そのやり方が通用したのかもしれません。でも、今はほぼ全員が教育を受けています。少なからず考える訓練を受けているわけで、変な操作をすると矛盾がわかるのです。

そういうことを理解したうえで運営した方がよいと思います。

で、一方で思うのです。昔働いていた法律事務所で弁護士が言っていたのですが、「自分に自信がない人ほど荷物が多い」「不安だから要らない書類も持ってまわる」と。

これと同じことかなと思いました。つまり、自分に自信がないから他人より情報を持っているという安心感に浸っているのかなと。

自分に自信があるのであれば、情報を開示したうえで、「だからこうしましょう」と言えるんだと思うんです。だから、こういうふうにある意味での情報操作をする人は自分の能力の無さを露呈しているんだと思います。

もちろん、一部の人だけで握っておいた方がよい情報もあります。たとえば防衛情報とか個人情報とか。でも、そんな情報ってほとんどないと思います。

僕はもし会社がうまく回るようになったときに同じようなことをしたくないなと思います。

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